喫茶探訪 #11

文之助茶屋
創業明治42年

やってまいりました。京都の中でも更にコア京都!ジスイズ京都といっても過言ではない清水二寧坂に鎮座する甘味喫茶の重鎮!
落語家の二代目桂文之助さんが始められたと言うこちらのお店は内装や調度品など歴史の重さを感じざるを得ません。

現社長の山田さんは創設者の方から数えて5代目。落ち着いた佇まい、お洒落な服装、穏やかな話し方と雑誌LEONに出てきそうなイケオジ感がビンビンな方で。浮ついた佇まい、探検隊の服装、前のめりな話し方とコロコロコミック、ボンボンカルチャー真っ只中の私、山﨑とのコントラストが顕著に現れてしまいましたのよ。

因みに山田さんの初代の方はは大阪でお米屋さんをされていてその後落語家さんへ、そして二代目の桂文之助さんが明治20〜30年に京都に来られて晩年にお店を始められたそうです。
名物は数あるメニューの中でも甘酒とわらび餅。
最初の屋号は甘酒茶屋と言う名前からお客様の薦めもあり文之助茶屋に改名されたそうです。

文之助茶屋

私、今日は少し肌寒かったので甘酒を頂きました。可愛い入れ物に入っていて、上には生姜のすりおろしがちょこんと乗っています。それを溶かして飲むと、「砂糖使ってないのにこんなに甘いって何故?なんかヤバい化学反応起きてんの?」と思うくらい優しくて甘いんです。
これぞジャパニーズオールドスクールスウィーツと言えるでしょう。皆さんも是非飲んでみて下さい。極上の癒し効果があります。

そして近年。83年ぶり平成24年に米朝一門から桂文之助さんが新たに襲名されたそうでこれも嬉しいニュースですね。

そんな歴史と革新を清水で何代も続けてらっしゃる文之助茶屋さんに観光でも、日常でも。行ってみて下さいくだい。素敵な発見が幾つもありますよ。

編集部 山﨑 三四郎裕宗

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